高松にこんな自動車屋があるんだ!と香川中に発信して欲しいんです
ミニキャブ サーモスタット交換
〈車種〉H8 三菱 ミニキャブ(U41T) 走行6.5万km
〈症状〉水温計が上がらない

車検で預かったミニキャブ。
年式の割に走行が少なく、前回の車検から3000kmしか乗っていない車両。
車庫保管のため下回りなんかもきれいだったのですが軽協まで車検に行って帰ってきて

U41 水温計 修理前

約20kmで水温計がこれくらいしか上がらない。
ヒーターも効きが悪いため、サーモ不良と診断。

U41 サーモ 場所

お客様の了承を頂き、サーモ交換。
サーモはアッパーホースの付け根にあります。

U41 サーモ パッキン劣化

ゴムのパッキンも傷んでいました。
とぎれとぎれになっていますね。
多分20年選手でしょう。
お疲れ様でした。

U41 サーモ ボルトグリス

あとはパッキン残りを丁寧にはがして組み換えるだけですが、取付ボルトには薄くグリスを塗っておきましょう。
ウォーターポンプに関しては「ボルトが折れた」ことはないのですが、なぜかサーモに関してはボルトの固着・破損が多い気がします。

U41 冷却水 錆
U41 サーモ サブタンク

後は汚れていたウォーターラインの清掃。
サブタンクはこれが限界(ノ_<)
プラスチックのシミって落ちないですよね。

U41 水温計 修理後

ホース類も「凍らせたチューチュー」状態でごわごわしていましたが・・・
まぁそこまで悪くもなかったので、修理完了として試走。
しっかりと水温計が上がるようになりました。
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K6A ノッキング対策
〈車種〉H19 スズキ MRワゴン(MF22S) 走行13.5万km
〈症状〉エンジンノッキング症状

力のいる場面でアクセルを踏むと「カリカリカリカリ」という感じで異音のするMRワゴン。
大して不具合もなく調子も良いのですが、音だけが気がかり。
そう思いながらほったらかしにしていたのですが、今度はオイルの消費が・・・
3000km走ると2Lほどオイルがなくなる、特に高速を走った場合は顕著。
圧縮を調べると

MRワゴン 圧縮 暖気前

12-10-10
明らかに2~3気筒目が低い。
特にオーバーヒートさせたわけでもないので、ピストンリングの固着→オイル上がりという感じでしょうか。
ちなみにオイルの消費が多いまま走行を続けると、最悪の場合バルブの溶解でエンジンブローという結末になったりします。

本来この症状になればオーバーホール前提で作業を進めないといけません。
なぜなら燃焼室のスラッジは取れにくいんです。
ですがK6A、このエンジンはタイミングチェーンで、ばらすのに結構時間がかかります。
しかも、メーカーが言うにはチェーンとテンショナーは一度ばらすと交換推奨・・・
部品代も高くなるので、ばらさずにできないものか
ですので・・・

MRワゴン キャブクリ

圧縮上死点を出して、キャブクリ充填
ピストンリング・燃焼室内のカーボン溶解大作戦です。
一応燃焼室内に広がって効きそうなイメージで、泡タイプにしてみました。

そのあと一度エンジンをかけて様子見
施工後のピストン状態がこちら↓

MRワゴン ピストン状態

真ん中の黒い丸がピストン上部。
やはりスラッジはきれいにはのいてないっぽいですね。

試走してみると
ノッキング音は消えました(`・ω・´)シャキーン
とりあえず、ノッキング対策としては有効ではないかと(あくまで個体差はありますので、参考に)
そのあと3日ほど慣らし運転をして
圧縮を調べてみると、

MRワゴン 圧縮 施工後

12-12-11
と、しっかり改善しています。
3気筒目がちょい低い。
まぁ規定範囲内(標準12.5限度値9.5気筒間差1.0)
ですので、とりあえず、そのままにしておきます。
あとはオイルの消費量が改善すればいいのですが。

作業自体は簡単ですが、

MRワゴン チェックランプ
MRワゴン 診断機

キャブクリを打ち込むとエンジンがかかりにくくなるので、チェックランプが付く場合があります。
ですのでDIYでやるのはちょっと敷居が高いかも。

ちなみにK6Aのエンジン、結構この症状が多い。
国道沿いに店を構えていますが、カリカリ音を耳にしたとき道路を見ると大抵「スズキ車」です。
色々調べるに2・3気筒目に不具合が多いみたい。

これだけでなおってくれるといいのですが。
ライフ オイル漏れ修理
〈車種〉H12 ホンダ ライフ(JB1) 走行16万km
〈症状〉タペットカバーパッキン交換

地面に落ちる程度ではないのですが、オイルの漏れを起こしていたライフ。

JB1 タペットカバーパッキン交換前

これくらいをにじみと判断するか漏れと判断するか迷う場合があると思いますが、オイル漏れは症状が「良くなる」ことはないので、できれば早めの対処をしましょう。

ちなみにこんな感じにシリンダヘッドの中にプラグホールがある車の場合、プラグホールのパッキンがだめになるとオイルがプラグホール内に漏れます。

JB1 タペットカバーパッキン プラグホール

この車の様にホール内に入ったオイルは抜け出ることなくたまる一方です。失火の原因になりますので、漏れていた場合は早急な対応を。

JB1 タペットカバーパッキン 外し

とりあえず、外して清掃。

JB1 タペットカバーパッキン プラグホールパッキン

プラグホールのパッキンはカチカチに硬化していました。

JB1 タペットカバーパッキン 液体ガスケット

タペットカバーを取り付ける前に、「カド」の部分に薄く液体ガスケットを塗付し、組付け。

JB1 プラグホール掃除

交換が終わったら、プラグホールをしっかりと清掃しておきます。
オイルを残したままにしておくと、ダイレクトイグニッションのゴム類を痛めかねませんし、なにより、次回点検時、漏れの把握がむずかしくなります。

JB1 タペットサーキュラー

後はココ!
ディストリビューターの名残の穴。「タペットサーキュラー」
E07Zエンジンのよく漏れる場所なので一緒の交換が望ましいです。
高い部品代じゃないし(500円位)、交換も簡単だしね。
マイナスでこじってのけて、新しいのを押し込むだけ~

JB1 タペットサーキュラー交換後
足元が寒い・・・
〈車種〉H21 スズキ アルト(HA24S) 走行4.7万km
〈症状〉ブロアケースの穴修理

ブロアスイッチをつけると足元がスースーと寒いアルト
隙間風でも入っているのか?事故車か?と思って診断をすると、ブロアケースにOPPテープで補修した跡がありました。
そこからブロアの風が漏れている感じ。
それにしても車に使えるテープってないですよね。
まぁ真夏の車内温度は50℃以上になるみたいなんで、しょうがないといえばそれまでですが。

HA24S ブロア 穴

テープをはがすとこんな大穴が。
テープの粘着が熱に負けたことによりはがれ、ブロアの風が吹き出し口から出ずにここから出ているみたいです。
ココからの風はヒーターコアを通っていないので、扇風機の風を受けているのと一緒。
冬の間はさぞ寒かったでしょう。
とはいえ、この穴を塞ぐためだけにダッシュをばらすのはめんどくさい。

HA24S ブロア カバー

なんで、こんな板を使って

HA24S ブロア 施工後

黒く塗装してビス止め。あと隙間を液体ガスケットで塞ぎました。
色が違うように見えますが、フラッシュのせいで実際は

HA24S ブロア 色

ほとんどわかりにくい。まぁ覗き込まなきゃ見えない所ですし、そこまではこだわらなくてもいいんでしょうけど。
ちなみに、こんな狭いところのビス止めは、スタッピじゃ力が入らないしドリルは使えないしで本当は大変なんですが

HA24S ブロア ドリル

こんな工具を持っていたので、助かりました。
ホント、1年に1回ぐらい持っててよかったと思う工具です。
チェンジニア?
〈車種〉H16 ダイハツ ミラ(L250S) 走行13.5万km
〈症状〉エンジン異音・不調・オイル漏れ

エンジンの異音・不調・オイル漏れで持ち込まれたミラ
診断してみるに明らかに1気筒死んでいる感じ。
おまけにガラガラと異音が少々・・・
圧縮を調べると11-4-11と2気筒目の圧縮が低く、
 
L250 エンジン故障

下回りをのぞくと尋常じゃないオイルの洩れ方。
どこかのシールが外れたのか?
エンジンをかけた状態でオイルコックを開けると「プシュ!!」
ブローバイがスロットルボディに抜けず、エンジン内部の内圧が高くなりオイル漏れを引き起こしている感じ・・・

L250 オイル漏れ

色々不具合が重なり、部品代だけでも相当な金額に・・・

l250 エンジン取外し

よっこいしょと。

L250 新エンジン

じゃけん載せ替えましょうね~

L250 エンジン換装

中古のエンジンが安くあって助かりました。

L250 ブローバイ詰まり
L250 スロットル 詰まり

今回のエンジン不調の最初の原因はコレ。
ブローバイのパイプの詰まり。
ココが詰まったことにより、逃げ場のなくなったブローバイがシールから逃げようとする。
一緒にオイルも漏れる。
オイルがなくなり、クランクメタル損傷
オーバーヒートでヘッドガスケット損傷?
こんな流れでしょうか
ダイハツのエンジンに多発している症状です。

上の写真のパイプは90度に曲がって出てきて、さらにゴムのパイプが90度曲がって上にのびる構造。
えんぴつ位の太さですが「ゴミ」がたまりやすい構造です。
オイル管理も悪かったエンジンですが、オイル管理が良くても、いずれこうなる可能性は捨てきれません。




悪いから全部替える。
こういう仕事をすると「エンジニア」を揶揄し、「チェンジニア」なんて馬鹿にされたりします。
とくにインターネットの世界では「エンジニア」を持ち上げる傾向にあると思います。
まぁその流れはよくわかるし、しょうがないと思うんです。
ですが、例えばこのエンジン、特にオイル交換を怠ったまま走っているエンジン修理しようと思えば下手したら「二桁万円必要ですよ」という風になるんですよね
不具合を直すだけでも「シリンダヘッドガスケット+クランクメタル+オイルシール一式+タイベル一式・・・・」
雪だるま式に膨らんでいくんです。
で、変えなかった部品は?
カムジャーナルは?ピストンリングは?ステムシールは?
10段階で1まで落ちたエンジンを5~6の状態まで持っていくだけでも、相当な労力が必要なんです。
労力とは何か?お客様の財布です。
じゃぁ調子のいいエンジンに載せ替えた方が安いし安全なら、それでいいじゃんっていうのが私の考え方。
もちろん何が原因だったかをちゃんと考察しないいけないととは思うんですが。

l250 整備記録簿

ただこのときに当社に持ち込んでいただければ治ったんじゃないかと。
ディーラーがこの詰まりを調べなかったか、ユーザーが修理したがらなかったのか、わかりませんが。